2012年2月18日土曜日

バンダジェフスキー博士来日決定!

おことわり三重MLの投稿より転載します。

バンダジェフスキー博士は病理学者で、ベラルーシで高汚染地域の子供たちの心電図に異常が多いことを見つけた人です。放射性セシウムがわずか10Bq/kgの体内蓄積でも子供の心臓に異常をきたす。↓研究概要 図、表、カラー写真つき
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/09/non-cancer-illnesses-and-conditions-in.html

来日公演の詳細は木下黄太さんのブログを読んでください。沖縄皮切りです。↓
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/69fb130ad04bc2e2d3c36fcbe4d90bf8?st=0

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「来日に寄せて 日本の皆様へ」
今回の来日にあたり、招聘にご尽力いただいた皆様に感謝いたします。チェ ルノブイリ原子力発電所事故による健康被害における私の研究の成果が、福島第一原子力発電所事故による放射能被曝で苦しむ日本の皆様の助けになるなら、これほど嬉しい事はありません。現在の国際社会の優先課題は、内部被曝から人体を保護する効果的な方法を生み出す事にあると確信しています。この問題の解決は、未来へ、地球の人々の命を繋ぐことになるのです。日本と他の国々が、協力しながら、共にこの問題を解決して行くことを期待しています。
ユーリー・バンダジェフスキー

「バンダジェフスキー博士 来日に寄せて」
福島第一原発の事故から一年となりますが、放射能による健康被害の報告が続いている状況です。この問題について、チェルノブイリ事故で最も卓越した研究をされ、政府の迫害に屈せずに、その実状をあきらかにされたバンダジェフスキー博士が、「放射能防御プロジェクト」の招きに応じ、全国で講演や専門家向けのセミナーを開催する運びとなりました。日本が直面する放射能による内部被曝の問題について、バンダジェフスキー博士のお話を通して、多くの人々が認識を深め、日本の新たな一歩につながることを願って止みません。
放射能防御プロジェクト   木下黄太
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●3月15日(木)京都府 ひとまち交流館(定員300名)
  「低線量被ばくと内部被ばくの脅威〜私たちにできることは何か〜」
出演:医師 ユーリー・バンダジェフスキー博士
   放射能防御プロジェクト 木下黄太
  開演時間:13時開場 13時半開演    当日:1000円
  メール予約制:kyoto311pj@yahoo.co.jp
※メール予約にて定員となりました場合、当日のご入場ができない場合もございますので、できるだけお早めにご予約下さい。
  

【医師・専門家向けセミナー】

●3月18日(日)東京都 日仏会館(定員100名)
  開演時間:9時半受付開始(終日セミナー)20000円(資料代含む)
第一部(午前)チェルノブイリにおける内部被ばく由来の病理検証について
    第二部(午後)体内放射線量の違いに伴う疾病の推移・
    第三部(午後)質疑応答
 完全予約制 予約先メールアドレス:info@gsisa.jp
問い合わせ:株式会社緑のシーサー 098-943-4258(10:00〜19:00)
「医師や専門家を対象としていますが、一般の方で特に関心のある方の参加も可能です。」



バンダジェフスキーは突然死を含む被曝小児患者の病理解剖を行い、セシウム137の体内分布を調査した。心臓をはじめとして、腎臓、肝臓、甲状腺・胸腺・副腎などの内分泌臓器に高いセシウム137の集積と組織障害が認められた(内部被曝線量の全身平均の約10倍)。再生能力が高い骨格筋細胞と違い、心筋細胞はほとんど分裂しないためにセシウム137が過剰に蓄積しやすく、心筋障害や不整脈などの心臓疾患が惹起されやすいと考察している。さらに、セシウムにより人間や動物の体内に引き起こされる病理学的変化を『長寿命放射性元素体内取り込み症候群=Syndrome of long-living incorporated
radioisotopes(SLIR)』と命名した。SLIRは生体に放射性セシウムが取り込まれた場合に生じ、その程度は取り込まれたセシウムの量と時間で決まる。そして、その症候群は心臓血管系・神経系・内分泌系・免疫系・生殖系・消化器系・尿排泄系・肝臓系における組織的・機能的変異によって規定される。SLIRを惹起する放射性セシウムの量は年齢、性別、臓器の機能的状態により異なる。小児の臓器と臓器系統では、50Bq/kg以上の取りこみによって著しい病理学的変化が起きる。10Bq/kg程度の蓄積でも、特に心筋における代謝異常が起きる。ゴメリ州に住む小児のうち、体内放射性元素濃度が11 - 26Bq/kgの者は心電図異常の発生率の割合が6割に達し、37 -74Bq/kgの蓄積の者では9割に至る。1997年に死亡したベラルーシの小児の心臓からは平均600Bq/kg以上、成人からは平均100Bq/kg以上のセシウムが検出された。例えば突然死した43歳の心臓ではセシウム137が45.4Bq/kg検出され、びまん性(広範な)心筋細胞融解、筋線維間浮腫、著明な筋線維断裂が認められた。
ベラルーシで医療活動を行った長野県松本市長の菅谷昭(外科医)は、バンダジェフスキーの論文を読み、『ベラルーシにいる時に心臓血管系の病気が増えていることを不思議に思っていましたが、この(バンダジェフスキー)論文で納得しました。解剖した結果ですから、非常に信頼性が高い。がんもさることながら今後は福島の子どもたちの心臓が心配です』と発言した。
福島原発事故に関するバンダジェフスキーの評価と懸念 。史上初めて原子力発電所の複数の原子炉でメルトダウンおよびメルトスルー(いわゆるチャイナシンドローム)を起こした福島原発事故について、バンダジェフスキーは日本に向けて以下のコメントを寄せている。
『日本の子供がセシウム137で体重キロあたり20 - 30ベクレルの内部被曝をしていると報道されたが、この事態は大変に深刻である。子供の体に入ったセシウムは心臓に凝縮されて心筋や血管の障害につながる。(全身平均で)1キロ当たり20 - 30ベクレルの放射能は、体外にあれば大きな危険はないが、心筋細胞はほとんど分裂しないため放射能が蓄積しやすい。子供の心臓の被曝量は全身平均の10倍以上になることもある』 
また、『被曝の影響は胎児や子供に大きく生じ、遺伝の影響が次世代に現れる可能性』や、日本の食品の暫定規制値について『大変に危険』、さらに食品に関する影響への懸念『今後放射能が土壌に浸透して野菜が吸収しやすくなる』などを表明した。

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