2020年1月20日月曜日

2.24「三重県に原発がない理由」

2.24芦浜原発白紙撤回20年記念イベント

三重県に原発がない理由(わけ)

2020224(.)13:30-16:00 

津リージョンプラザお城ホール

津市西丸之内23-1電話 059-229-3300(津市役所隣、近鉄津新町駅徒歩10分、無料駐車場有、裏面地図参照)

《プログラム》

平賀大蔵・鳥羽市立「海の博物館」館長オープニングトーク

本邦初上映!「原発夫婦」短編版(約30分、内谷正文監督)芦浜原発反対闘争初のドキュメンタリー映画

特別講演「私たちは地元の苦しみをとめた」乙部一巳・元自民党三重県議会議員団長

トークイン:小倉紀子(古和浦郷土を守る有志の和、「原発夫婦」出演)中村和人(南島町原発反対の会、闘争第三世代)ほか。

参加費:一般前売・予約1000円、当日1300円/高校生以下前売500円当日700円/原発震災避難者無料/「こくちーず」(下記)で予約してください。

https://kokucheese.com/event/index/589430/ 

地域紙NAGI連載「芦浜闘争私記」を書籍化した20年記念本「原発の断りかた ぼくの芦浜闘争記」を会場にて発売。当日は著者・柴原洋一による芦浜闘争史ミニ解説もあります。

主催:原発おことわり三重の会(問い合せ:090-1099-1520 小室)

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芦浜原発反対闘争50(2014)、海山原発阻止15(2016)、熊野原発阻止30(2017)と「記憶の継承」を主題とした行事を続けてきた当会ですが、芦浜原発阻止20年をもって一区切りといたします。当会の企画としては、芦浜原発反対闘争当事者の証言を直接お聞きできる最後のチャンスです。当時芦浜で何があったかを知り学ぶ機会として、旧南島町の人びとに私たちの感謝を伝える場として、お誘い合わせの上ご参加いただきますようお願い申し上げます。


出演者プロフィール


乙部一巳(おとべ・かずみ)

1933年生まれ。津市。高卒後、県職員を経て、64年国会議員第1秘書。71年津市議(1期)。83年三重県議会議員(4期)。94年議会議長(1年)。96年自民党県議団長、党県議会芦浜原子力発電所設置問題検討委員会会長。2010年旭日小綬章。11年県民功労者。


平賀大蔵(ひらが・だいぞう)

1953年南島町方座浦生まれ。大学卒業後、社団法人日本原子力産業会議に勤務。81年海の博物館学芸員。2018年第三代館長に就任。著書に「海で生きる赤須賀」ほか。


中村和人(なかむら・かずと)

1959年方座浦生まれ。高校卒業後、漁師に。その傍ら、20歳ごろから約20年間、同地で喫茶店のオーナーマスターを続けた。93年闘争第三世代に当たる青年組織「南島町原発反対の会」の立ち上げに参加し、事務局長となった。


小倉紀子(おぐら・のりこ) 

1942年生まれ。南島町古和浦。57年名古屋の美容学校に。卒業後は同地で美容師。73年漁師の正巳さんとの結婚を機に古和浦に戻り、美容院を始めた。85年原発反対女性団体「古和浦郷土を守る有志の和」の結成に参加、行動を続けた。89年夫が古和浦漁協の反対派理事となってからは、最前線で戦う「原発夫婦」となった。


芦浜原発白紙撤回まで37年の道のり

19631130日 中部電力、芦浜(南島町・紀勢町)を含む原発新規立地の3候補地を公表。

19651124日 中部電力、芦浜の用地買収完了を発表。

1966  919日 南島漁民の船団、国会議員の芦浜視察船を阻止(長島事件)。古和浦漁民25人が有罪となる。(古和浦25人衆)

1967  921日 田中覚知事、原発計画に終止符を打つ。

1984  217日 田川亮三知事、原発予算3000万円を計上。実質的「宣戦布告」。第二回戦の勃発。

19841023日 紀勢町長、「条件つき原発受け入れ』表明。

1985年 61日 南島町民、中部電力のよる町長への協力要請訪問を阻止。

1985  628日 県議会、「芦浜原発立地調査推進決議」を強行採決。

1988  228日 古和浦漁協総会。推進派の登場。地域破壊が顕在化する。

1993  117日  青年団体「南島町原発反対の会」や母の会3500人が集会とデモ(第三世代の登場)

1993  226日 南島町臨時議会、原発町民投票条例制定。建設には過半数の賛成必要。

1994  225日 古和浦漁協総会、原発反対決議を撤回。   

19941215日 南島町民2000人、海洋調査受入の古和浦漁協臨時総会開催を実力阻止。

1995年 324日 南島町議会、環境調査対象の町民投票条例制定。既設条例も賛成2/3必要に強化。

1996  531日 南島町、81万余の原発反対県民署名を知事に提出。(署名開始は95.11.12

1997年 214日 自民党県議団、地域破壊を認定し、休止期間を要請し、早期決着を求める見解を発表。

1997年 321日 県議会、知事に「冷却期間の設定と芦浜問題の早期決着」を義務付ける南島町の請願を採択。

2000  222日 北川正恭知事、芦浜原発計画を白紙撤回を要請、中電同意。37年間の血と汗が報われた日。


ドキュメンタリー映画「原発夫婦 ~芦浜原発計画と闘った37年間のこと、あれからのこと、これからのこと~ 」(短編版、約30分)

 【作品】 長く辛かった芦浜原発反対闘争を生き抜いた漁師夫婦の記録。元々は原発反対の牙城だった南島町古和浦漁協が推進派に乗っ取られて行く中、反対を貫き最後の砦となった小倉夫妻。二人のインタビューを中心に、闘争時のこと、地域の仲間、そして3.11を経て出会った次世代の母親たちとの交流を描く。内谷監督は俳優でもある。20185月、東京新宿のスタジオで上演された芦浜闘争を描く舞台劇「夜明け前、私たちは立ち上がる。」で、古和浦漁協の反対派理事を演じたことが縁となって小倉夫妻を知り、その生き方に惚れ込み、映像化を決めた。

【監督】内谷正文【出演 】小倉正巳・小倉紀子・大石琢照・ハハノワほか

「原発夫婦」公式サイトhttps://genpatsu-fufu.info

*長編版(80分予定)は、20203713:30さようなら原発三重パレード&マルシェ@三重県総合文化センターにて初上映。

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